背中のジッパー

アメリカ留学中の干物女子大生のジャーナル

留学ってぶっちゃけどうなの

はじめまして。

 

わたしは高校卒業してからアメリカに留学し今年で四年目に差し掛かります。

留学って交換留学したり大学を停学してまで行ったりする人がいますが、ぶっちゃけどうなの。

 

 

わたしはというと歌手になるのがずっと夢でした。歌うのが大好きで、人に聞かせたり一緒に歌ったりするのが小さい頃から大好きでした。

 

中学生時代に仲良くなった子に影響をうけて洋楽やバンド、アメリカのテレビドラマをよく見るようになりました。ハンナモンタナ、ゴシップガールやアブリルラヴィーンが流行ってた時期。

 

 

最初に言っておきますが、

 

中高生のときのわたしは頭の中がお花畑だった。

 

高校卒業したときは本気でアメリカ行って音楽してやるって思ってた。

 

ゴシップガールみたいにお金持ちで綺麗なひとたちが毎日ハイヒール履いてコツコツ歩いてる、そんなキラキラした場所だと思ってた。

 

 

だけど実際辿り着いた場所は全然違かった。街にいけばホームレスだらけ。アスファルトには強烈なアンモニア臭が染み付いている。お腹の大きくなった女の人が地面に座り込んで「お金を恵んでください」と書いてある切り取った段ボールをもっていた。アメリカは18のわたしが抱いていた理想とは酷くかけ離れていた。

 

 

いつもホームシックで、勉強はついていくのが精一杯。そもそも根暗だから友達つくるの大変。

 

 

 

だがしかし、

 

 

今となっても留学したことは後悔していない。

 

 

現実をみて新しい目標を見つけられたし、親元を離れてずっと生活していたので多少のことは自分でどうにか出来るようになった。大変なことを乗り越えてきたことが自信になった。

 

 

 

というように良いことも悪いこともある留学です。

 

 

 

じゃあ留学したり海外で生活すると世界観が変わる?人生変わる?

 

 

 

 

断言すると、

 

 

そんなことはない。

 

 

 

高校のときのバイト先の人でこんな人がいました。

 

東南アジアに一週間くらい旅行に行って帰ってきたときに「考え方が変わった」と。

その人が行った国は日本のように恵まれていなくて「不自由な生活」をしているから、改めて自分の与えられた環境に感謝したそうだ。

 

 

これを聞いて思ったけど

 

 

上から目線すぎやしないか。

 

 

 発展途上国ではあるが、そこでの生活を見て自分が恵まれているとしか思えないんだったら海外にいかない方が良いと思う。

 

 

もちろん発展途上国では技術も日本ほど発達していないし、生活様式だって違うだろう。だけどそれを優劣で表すのはもったいないと思う。

 

 

その国にはその国なりの文化があって価値観があるのだから、技術製品や生活水準だけ比べて「かわいそうな国」にしてしまうのはどうだろうか。

 

その人の滞在期間が短いこともあるだろうが、そんなんで考え方が変わるんだったら家でおとなしくドキュメンタリーでも見てれば良いと思う。

 

 

たまに日本に帰って初対面の人に留学していることを伝えると「すごーい」ってよく言われるし(多分ただの愛想)、

中学校の同窓会で久しぶりにあった子に「いいな、僕なんて高卒で就職したから…」って言われたけど、

 

 

日本で大学に行ったり高卒でも中卒でもちゃんと就職して若いときから働いて家計をたすけたりするのって本当にすごいことだと思う。

 

 

留学なんてしても落ちこぼれていく人沢山見てきたし、頑張っても時間とお金がなくなるだけ。留学しなくても英語しゃべれる人なんてたくさんいる。留学して成功してる人なんてほんとにごく一部。

 

 

 

日本でも頑張れるって思えるなら絶対日本に残った方が良いと思う。

 

 

 

結論、留学はしなくていい。したいなら時間とお金がなくなる覚悟をしていきましょう。

 

 

 

ということで初投稿でした。これから週一で投稿していきます。コメント欄で質問あったら受け付けます。ありがとうございました。